この度、株式会社晴れる屋の新代表として岩田 太(いわた ふとし)が選出されました。

創業者として約14年晴れる屋を牽引してきた前代表からバトンを引き継ぐことになった岩田は、これからの晴れる屋をどう導くのか。

岩田が思い描く晴れる屋のビジョンを語ってもらいました。

―――この度、新代表に就任されました。早速ですが、簡単にご自身の経歴をお願いします。

みなさん初めまして、岩田です。
私は2010年に晴れる屋にアルバイトとして入社し、その後正社員登用、執行役員、取締役員を経てこの度晴れる屋の新代表を任されました。
役員就任前はトレードチームの責任者として、晴れる屋の売買に関する統括を行ってきました。

―――マジックとはこれまでどのように関わってきましたか?

私がマジックを始めたのは『基本セット第4版』が発売が発売された頃(1996年頃)です。TRPGやゲームを紹介している漫画「おこんないでね(アスキーコミックス)」にマジックが掲載されていて、そこで興味を持ったのがきっかけでした。
それから25年以上、やめることなくずっとゲームを続けています。
それほど熱心な競技プレイヤーではありませんでしたが、プロツアー出場の経験もありますよ。
最近だと『イニストラード・チャンピオンシップ』にも参加して13位で終えることができました。みなさん記憶にないとおもいますが……(笑)

TOP8を賭けた試合で惜しくも敗退した

―――代表就任にあたって、今の心境を教えてください。

正直戸惑っている部分はあります。
前任の齋藤は、いろんな人を巻き込んで牽引していくパワーを持った代表でした。その点に関しては自分が同じようにやるのは難しいと感じています。

しかし、引き受けた以上は業界貢献に尽力していきたい。

カードゲームを長く続けているものとして、競技、カジュアル含めてユーザーにさらに快適な環境を届けられるように努めます。

―――齋藤から代表を引き継ぐにあたって、ご自身の役割はどういったところだと感じますか?

齋藤が攻めのポジションだとすると、自分は守りのポジションです。
今まで晴れる屋が築き上げたものを、より強く、太くするのが自分の役割と考え、取り組んでいきます。

―――晴れる屋は2021年に「47都道府県100店舗出店」、「マジック以外のカードゲームにも積極参入する」と大きな目標を打ち出しました。この目標についてはどのように考えていますか?

「日本全国どこでもカードゲームができるように、カードゲームのインフラを整える」。この目標は、個人の目指すものではなく、晴れる屋の使命だと考えています。
晴れる屋を応援してくれている皆様からも期待されている部分だと思うので、そこはしっかり引き継ぎます。

当初の想定よりも速度は少し落ちるかもしれませんが、歩みは止めません。いずれ47都道府県100店舗出店、マジック、ポケカ以外のタイトル専門店出店を実現させます。

―――今後の出店方針に変化はありますか?

特に変化はないと思います。まずは手堅くカードゲーム人口の多いところへ出店する。まだ晴れる屋を出店していないエリアにも、晴れる屋オンラインショップを利用してくれるユーザーはたくさんいますから。
そうやって店舗を出店し続けることで、その地域のプレイヤー、コミュニティに貢献できると考えています。

―――代表として晴れる屋スタッフに伝えたいことはありますか?

カードゲームと地域に対してのコミュニティ愛を大事にしてほしいです。
こちらから愛を持って接しないと、向こうからも愛してもらえません。晴れる屋で働く以上、カードゲームを好きになって、その地域のコミュニティを大切にしましょう。

あと、晴れる屋はこれまで様々なことにチャレンジしてきた企業です。私自身も「とりあえずやってみたら?」のタイプなので、やってみたいことがあれば積極的に提案してください。

―――最後に、今後の意気込みをお願いします。

晴れる屋に期待してくれているファンの皆様、関連企業の皆様のニーズにこたえられるように、代表として全力を尽くします。
至らぬ点もあるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。