みなさんは晴れる屋TC大阪スタッフの『天パさん』をご存じでしょうか。
突如TC大阪のTwitterに出現し、数々のネタツイートを投稿。リツイート0にもめげずに日々宣伝に勤しむスタッフです。
今回軽い気持ちで天パさんに取材を申し込んだところ、
天パさんは
元『小説家になろう』投稿者で
TC大阪スタッフと兼業で執筆活動をしながら
漫画作品の原作部分を担当をしている
という驚きの経歴が発覚。しかも漫画の方は結構売れているようで……
印税収入ガッポリなはずの天パさんがどうして晴れる屋で働いているのでしょうか?
作家業の裏側も含めて語ってもらいました。
天パさんは何者なのか
―――まずは自己紹介をお願いします。
みなさんこんにちは、天パです。
天パとしてネタ投稿を始めたのは最近ですが、実はTC大阪でアルバイトスタッフとして1年くらい働いています。
業務は基本なんでも屋で、人が足りないポジションに入ることが多いですね。TC大阪の冠イベント、『関西帝王戦』のテキストカバレージも何度か書かせてもらっています。
マジックを始めたのは『時のらせん』ブロックあたりで、途中離れつつも『タルキール覇王譚』で復帰、それからは細々と続けてきました。
今はコレクションがメインで、最近は《ダンジョンの入口》や《冬月台地》を集めています。
―――なかなか珍しい2枚ですね。どのようなきっかけで集めようと思ったのでしょうか?
イラストが好き……というのもあるんですが、正直弱いじゃないですか?
―――あまり使われないカードではありますね。
僕の周りの評価も『弱い土地』『使われない土地』と散々だったんですが、そこまで言われると逆に気になるようになっちゃって。こういうカードって、ある意味突き抜けてていいですよね!
―――弱さゆえに惹かれたんですね。また帝王戦のカバレージを書かれているとのことですが、どのフォーマットをプレイすることが多いですか?
以前はパイオニア、モダン、統率者をよくプレイしていたんですが、今は正直ほとんどプレイできてないですね。
なんせ副業が忙しくて……
―――副業とはいったい……?
実は私、TC大阪アルバイトスタッフの裏で、作家業を営んでます。
最近書籍化しました!作家としての天パさん
―――天パさん、作家だったんですか!?
そんなに大層なものではないんですが、マンガ原作としてコミカライズされたり、書籍化もされてるんですよ。作品名は言えないんですけど。
元々趣味で『小説家になろう』に投稿していて、それが運よく編集さんの目に留まって、いろいろ本を出させていただいてます。
1作品目が完結して、今は2作目を考えているところです。
―――晴れる屋スタッフと作家業って両立できるんですね。
意外となんとかなりますよ。
今は週5で晴れる屋勤務、1日使って執筆、もう1日は好きなことをして過ごしています。
以前は締切に間に合わず晴れる屋の出勤時間を調整してもらうこともありましたが、徐々に執筆時間のペースが分かるようになって、無理なく働けるようになりました。
ただ、本当に締め切りがヤバくなると休みが消滅することもあります……。
―――作家一本に絞るのは難しいのでしょうか?
難しいですね。
ぶっちゃけると、自分レベルだと本を出しても晴れる屋の1か月の給料の方が高いです。
書籍が出せるとそれなりに稼げますが毎月安定して出せるわけではありませんし、マンガ原作だと自分の元に入る金額はほとんどありません(泣)
アルバイトでも晴れる屋で週5日勤務してた方が安定して暮らしていけます。
―――厳しい世界だ……!
一応頑張れば作家一本で暮らしていくこともできなくはないと思います。
最近はYouTubeマンガのシナリオ依頼なども来るようになったので、そういうのをしっかり受けていけば専業作家としてやっていけるでしょう。
だけど、僕はそういったお仕事は時間の都合上お断りさせていただいています。
晴れる屋スタッフ>作家業
―――作家業よりも晴れる屋を選ぶ理由を教えてください。
晴れる屋で働くのが楽しいからです!
昔からいろんなことにチャレンジするのが好きで、晴れる屋の場合はレジ、買取、イベントの基本的な業務に加えて、特殊な仕入れやカバレージ執筆など様々なことにチャレンジさせてくれます。
天パさんのツイートもチャレンジのひとつ。
以前のTC大阪はツイートがテンプレ気味になってて、笹井エリアリーダーから「もっとふざけていいよ」と言われたんです。そこで、どうせならネタ方面に振り切ってやろうと生まれたのが天パさんのツイートです。
―――面白い試みですね。ただツイートを見ていると、良い反応を貰えるときもあれば、あまり反応がないときもあります。やっていて辛いと思うことはありますか?
辛いと思うことはないですね。僕自身がバズりたい!という気持ちはあんまりありません。
(もちろんバズるとめっちゃ嬉しいです!)
自分が先陣を切ってチャレンジすれば、他の人が「もっとこうすればいいんじゃない」「じゃあ自分もやってみよう」と続いてくれる。そしてもっと面白いものができる。
それが嬉しくて、僕はチャレンジを続けているのかもしれませんね。
ちなみに「嵐削りの海岸買取来てほしいマン」は他のTC大阪スタッフのアイディアでした。
TC大阪をもっと人が訪れる店にしたい
―――天パさんにとってTC大阪はどんなお店ですか?
一番はみんな自由で働きやすいお店だと思います。大阪という地域性のためか店の雰囲気がおおらかで、スタッフみんな和気あいあいとしています。
強豪プレイヤー、ジャッジ、コレクターなど得意ジャンルが人それぞれなので、面白い話を聞ける機会も多い。
コミュニケーションが活発で、マジックに関しても仕事に関しても相談しやすい職場だと思います。
―――TC大阪は今週末にリニューアルオープンします。今後TC大阪をどんなお店にしていきたいですか?
今よりもっといろんな人が訪れるお店にしたいです!
駅前第三ビルにあった旧大阪店のときと比べると、お店が広くなった分、全体的に落ち着いた雰囲気になったように感じます。
旧大阪店みたいに「人多すぎるわ!!」ってキレられるくらい、TC大阪にもたくさんの人に来てほしいです。
そのために僕ができるのは、みなさんがTC大阪に来たいと思ってもらえるように、お得な情報をしっかり届けること。
だから天パさんのお知らせツイートをみたらリツイート&いいねをぜひ!!お願いします!!(切実)
―――ありがとうございました。