2025年9月、東京・高田馬場にて全国の店長・役職者を集めた一斉研修を実施しました。

実は今年の3月にも支店店長を集めた研修旅行を実施したのですが、そのときはどちらかといえば「交流」がメインでした。
しかし今回は、朝から晩まで「研修」尽くし
マジック、ポケカ、デュエマの各店長に加えて、コーポレート本部やマーケティング本部など全部署の役職者が集まり、前回から約1.4倍の67名が参加しました。
全部署横断で、これだけの規模での研修を実施するのは、晴れる屋として初となります。

本記事では研修の様子を少しだけ皆さんにお届けします!

全てのお客様に喜んでもらうため

オープニングは常務執行役員・店舗統括本部長を務める小櫃、専務執行役員・コーポレート本部長を務める杉田から。
今回の研修意義や目的について、2人から語られました。
晴れる屋は現在、マジック専門店を30店舗、ポケカ専門店を5店舗、デュエマ専門店を1店舗展開。もちろん今後さらなる出店も予定されています。
参加者の中にはベテラン店長もいれば、最近任命されたばかりの新人店長もいます。
そこで全員が同じ目標を掲げるために、
「組織力の強化」
「業務の標準化・平準化」

この2点に焦点を当てて、研修はスタートしました。

今回の研修コンテンツは「業績マネジメント」「人材マネジメント」の2部構成です。
「業績マネジメント」パートの冒頭では、外部講師の方から「リユース業とトレカ業態」について、ご講義いただきました。

「カードショップ」というのは実は特殊な業態というのを皆さんはご存じでしょうか?
「リユース」、あるいは「リサイクルショップ」と聞くと、多くの方が「古本屋」や「古着屋」などを思い浮かべるのではないかと思います。
実はカードショップも「リユース業」のひとつで、お客様からカードを買い取らせていただいて、それを販売しています。
しかし一般的なリユース業と異なり、カードショップは新品(パックやボックス、あるいはサプライ)なども販売しています。
また、晴れる屋をはじめ多くのカードショップがイベントを開催することで、
商品を買う→イベントで使用する→カードを売る→そのお金で商品を買う、という循環システムによって収益を生むシステムになっています。
こうした業界の中での特殊性や、上記システムをどのように発展させていくべきかについてお話いただきました。

全員があらためてトレカ業態への理解を深めたところで、業績マネジメント本編となる「販売戦略・売上の上げ方」について、MTG事業部 部長の工藤よりプレゼンがありました。

工藤は以前Leader’s Pick Upでも取り上げた通り、リユース業界で長年経験を積んだ精鋭のひとり。
どうすればもっと多くのお客様にお店へ運んでもらえるかをテーマに、ときには研修参加者と意見を交えながら進行しました。

ちなみに指名された方はまず簡単な自己紹介を行うのですが、弊社の場合は「名前」、「所属」と合わせて「好きなカード」を発表しなければいけません。みんな本題よりもカードの方を熱く語っていたような……?

続いては中部エリア・エリアマネージャー(現関東第2エリア・エリアマネージャー)の小林より「店舗運営の為の30ステップトレーニング導入のメリット」について。

晴れる屋では新規スタッフ向け研修プログラムのひとつとして、「30ステップトレーニング」を用意しています。
こちらは接客応対、買取、イベント運営など、晴れる屋で働くうえで身に着けてほしい業務を30ステップに分けて、それぞれ説明→実践→フィードバックを行えるようになっています。
苦手なステップは何度も繰り返し挑戦できるので、最終的に全員が全ての業務を行えるようになります。
この30ステップの導入によって、買取スタッフが不在でお客様をお待たせしたり、イベント経験がほとんどないスタッフが参加者に迷惑をかけたり……という機会は昔よりは減ったのではないでしょうか。
このような研修プログラムは日々アップデートしていますので、カードショップ勤務経験のない方や、カード知識がない方も、安心して晴れる屋へご応募ください。

続いてはマーケティング本部 本部長の福士より、「マーケティングとブランディング」について。
そもそもマーケティングやブランディングはなぜ必要なのか、晴れる屋はこれまでどのようなブランディングを築き上げてきたのかなどを参加者同士で話し合いました。

また事前に研修実施に関するアナウンスを出したところ、このテーマもぜひ入れて欲しいと相談があって追加したパートもありました。
そのひとつが「偽造カードの見分け方」についてです。トレードグループの小室から、現在一部で出回っているカードを例に、どのような点を心がけてカードを査定すべきかを全スタッフに向けて講習を行いました。
お客様に安心してカードをお買い求めいただけるよう、このように日々情報をアップデートし、社内でチェック体制を整えています。

業績マネジメント・人材マネジメント共通のパートとして、人事部長の尾形より「顧客満足・接客向上」について講義を行いました。
尾形についてはぜひこちらの記事をご覧ください。

こちらのプログラムでは、現在の晴れる屋の接客レベルや目指すべきレベルについて、グループワークを行いました。

「カードゲーム業界は接客が良くない」というのは、長年言われ続けてきました。
しかし「誰もがカードゲームを楽しむ世界に」を理念に掲げる晴れる屋としては、既存のプレイヤーはもちろん、これから新しく始める人も含めて、全員がカードゲームを楽しめる環境作りを目指しています。
そのためには、当然接客のレベルも遥か高みを目指さなければいけません。

グループワークのあとは、グローバルに展開しているコーヒーチェーン運営会社で9年勤務し今年TC東京へ入社した狩野から、接客におけるマインドについて事例を交えて説明がありました。
晴れる屋はこれからも全てのお客様に喜んでもらうため、常に接客の質向上を目指し日々改善に取り組んでまいります。

人材マネジメントの部では、ビジネスコミュニケーションをテーマに、仕事上でのコミュニケーションに有効なTipsが紹介されました。

皆さんは「ソーシャルスタイル理論」をご存じでしょうか?
ソーシャルスタイル理論とは、米国の産業心理学者であるデビッド・メリル氏とロジャー・レイド氏が1968年に提唱した、コミュニケーションの理論で、人のコミュニケーションスタイルは「感情」の強弱と「意見」の強弱によって、「ドライビング」「エクスプレッシブ」「エミアブル」「アナリティカル」という、4つのタイプに分類されるというものです。
相手がどの属性なのかを分析し、適した接し方を意識することで、仕事が円滑に進むようです。
このパートでは実際に経営陣・部長陣を分類してみたり、自分はどこに分類されるか近くのメンバー同士でディスカッションしたりしました。
興味のある方はぜひ「ソーシャルスタイル理論」で調べてみてください。

それ以外にも、「人材マネジメント」パートでは、晴れる屋で多くの人が苦戦している「評価制度・目標設定」についてや、店長・役職者になったら必ず押さえておきたい「勤怠管理」など、実務的なトピックにまで話は及びました。

そして、研修プログラムの番外編として、晴れる屋に10年以上勤める岩田代表とトロピ大塚の2名より、晴れる屋の歴史を振り返るセッションが行われました。
「晴れる屋の創業」や「TCへの挑戦」、「予期せぬトラブル」など、最近入社した方にとっては初めて聞く話も多く、時に真剣に、時に笑いもありながら和やかな雰囲気で進行しました。

研修の最後では代表取締役の岩田より、外部へのリリースに先駆けて「晴れる屋2 秋葉原タワー(ハレツーポケカタワー)」の発表が。
まさに晴れる屋16年の歴史の中でも過去最大級の挑戦であり、多くのスタッフが驚きの表情を浮かべていました。

ハレツーポケカタワーは今冬オープンを目指して、現在鋭意準備中です。
いったいどんな店舗になるのか、私たちもとても楽しみにしています!

研修のあとは……

研修終了後は、恒例の懇親会です。
役員陣や新人店長たちが膝を突き合わせて、最近の店舗事情や雑談に花を咲かせました。

某店長「岩田さん!僕アメフト好きなんですけど、ぜひこのタックル集動画見てください!」
岩田「うわーこれはエグい」
なんてやり取りも(笑)

こうして朝10時から約10時間にわたって行われた店長・役職者研修は幕を閉じました。

研修を振り返って

本研修を終えて、参加者たちにアンケートを実施しました。
90%以上のスタッフが「非常に満足・満足」と回答するなど、非常に有意義な研修となったようです。

一部コメントを紹介させていただきます。
・晴れる屋の魅力(アピールポイント)を再確認することができ、今後の晴れる屋の見せ方の参考にしていきたい
・店舗に持帰り具体的に実践出来ることが多く、店舗社員やスタッフに向けて伝える意義がある研修だった
・晴れる屋が「会社」に変わっていこうとする意志を強く感じた
・普段、孤立してしまいがちな支店としましては、こういった一堂に会する場を設けてくださること自体がとてもありがたく思う

今回の研修を主催したコーポレート本部 人事部部長 尾形のコメント

尾形「今回の研修では「組織力の強化」と「業務の標準化・平準化」を目的としつつ、もう一つ、“研修後、前向きな気持ちで日々の実務へ活かせるものにする”というテーマがありました。
店長・役職者といっても年次やバックグラウンド、知識や経験はさまざまですが、その皆さんが「明日からこれを実践してみよう!」と感じてもらえる研修を目指しました。
また今回は、MTGだけでなくポケカ、デュエマ、バックオフィスを含む、全役職者を対象とした点も重視しました。
普段なかなか同じレイヤー同士で話したり、悩みを共有したりする機会が少ない店長・役職者にとって、横のつながりを形成する一助になればという思いがありました。
実際、アンケートのコメントでも目的やテーマに沿ったコメントを多くいただき、成果を強く実感しています。

そしてありがたいことに、参加者全員から次回開催を希望いただきました。
次回は各部署の目標・戦略・アクションプラン発表や、グループワークの時間拡大など、同じビジョンを見据えた上でのコミュニケーションの機会を増やしたいと考えています。
さらに今後は役職者だけでなく、一般スタッフ向けにも各種研修の機会や、日々の業務に役立つ情報・マニュアルの集約化など検討中です!」

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