晴れる屋ブースの裏側に迫る!

先日開催された『プレイヤーズコンベンション千葉2023』が大盛況で幕を閉じました。

さまざまなイベントが行われましたが、各出店ブースでお買い物をするのも楽しみのひとつ。大会用のカードやお目当ての掘り出し物を見つけたり、クジを引いて一喜一憂などいろいろな体験ができたのではないでしょうか。

もちろん晴れる屋もブースを出店し、たくさんのお客様にご利用していただきました。

大型イベントのたびに出店されるブースですが、一体どういった準備が行われているのでしょうか?

今回は晴れる屋ブースがどのようにしてできるのか、その裏側を紹介します。

まずは準備!

ブースの出店にあたり、まずは入念な準備が欠かせません。

どんな準備があるのか、全体責任者の小室 修さんに話を伺ってみます!

小室さん

――小室さんはブースの全体責任者ですが、どういった仕事を任されているのでしょうか?

小室:大きく分けると、主催者であるBIG MAGICさんとのやり取りや商材の準備、スタッフの宿泊先と移動手段の確保、販売ブースのレイアウト決定と指示出し、売上金の管理などが主な仕事になります。

――当日に向けて具体的にどんな準備があるか教えてください。

まず、ブースの参加申し込みのやり取りをBIG MAGICさんと行います。ブースの参加希望を出して、出店する場所はどのあたりが良いかなどの希望を先方に伝えます。

それと並行して、売上がいくらくらいになるかも想定しますね。開催地や新商品の有無、大会のフォーマットなどを考慮に入れて目標金額を算出します。これ次第で必要な人材や人員配置が大きく変わりますから。

そのほかには、ホテルやレンタカーの予約なども早めにしておきます。ギリギリだと大人数なので予約が取れなくなってしまいますからね。余談ですが、僕は運転が好きなのでスタッフを乗せて名古屋まで自分が運転したりもします。

大量の物品

――準備期間はだいたいどれくらいでしょうか?

BIG MAGICさんとのやり取りやホテルの予約などは3か月前くらいから始めています。そして開催日が近づいたら、だいたい1か月前には商材や備品の準備の指示出しを行います。ただ最近では、ここの部分はほかのスタッフに任せていますね。

――大型イベントのたびにブースを出店していますが、一番大変なことはなんでしょうか?

やっぱり商材準備が一番大変ですね。毎回、前回より上を目指そうと目標金額を設定しているので。

ブース設営

幕張メッセ

今回の会場は幕張メッセ!さまざまな準備を終えて、会場に到着したら次はブースの設営が始まります。

ちなみに今回も小室さんの運転で会場まで移動しました。

到着したのはイベント前日の金曜日。到着後そのままスタッフ総出で設営にとりかかります。

大事な垂れ幕の組み立て

各種物品の配置

イベント当日の朝に並べられる商品の数々

当日にはパワー9やデュアルランドなど魅力的なカードをショーケースに綺麗に並べていきます。これ以外にもたくさんのカードが用意されており、その数ざっと1万枚!

そしてどこになにを置くかは、会場の導線やお客さまの流れ、売りたい優先度などを考えて配置しているとのこと。

設営には時間が決められており、スタッフみんなで協力して2時間ほどでブースが完成しました。

完成!

さあ、あとは参加されるみなさんを待つばかりです!

当日

設営から翌日、いよいよプレイヤーズコンベンションの開幕です!

全国からたくさんのプレイヤーが集い、全力でマジックを楽しむ2日間が始まります!開場前からすでに列ができており、時間になるとたくさんの方がブースへと向かっていきました。

ここではイベントを終えたスタッフに当日の話を聞いてみました!まずは晴れる屋動画でもおなじみ、タイシンさん。

タイシンさん(右)

――当日は主にどんなことをしていましたか?

タイシン:僕はなんでも対応できる何でも屋みたいなポジションなので、買取やショーケースの販売、クジ系商品の販売や海外のお客様の対応がメインの仕事でした。

――タイシンさんは日本語・中国語・英語が話せるんですよね!海外から来た方も多かったのではないでしょうか。

今回は多かったですね。中国からの渡航制限がなくなって、昔のグランプリと同じくらい海外からお客様が来るようになりました。ただ、イベントの仕組みも変わってプレイヤー数は減ったかなという印象です。

――実際にブースの様子を見ていましたが、常にたくさんのお客様がいて忙しそうでしたね。

そうですね、ありがたいかぎりです。朝7時ごろから準備して夜まで休憩をはさみながらブースで働いていました。正直もう若くなくて体力がないので、1日十何時間も立つのは疲れましたね(笑)

――タイシンさんは晴れる屋の動画に出演されてますよね。なにか視聴者の方との交流や印象に残っていることなどありますか?

Twitterでフォローした人とたくさん出会って、話すのが楽しかったですね!ほかには、すごいテストプリントを持ってるアメリカの方がいて、いろいろ見せてくれました。自分の知らないカード知識が知れてとても良かったです!

お次は、同じく晴れる屋動画でおなじみのスギちゃんに話を聞いてみます!

スギちゃん

――当日の主な担当を教えてください。

スギちゃん:僕は買取が主な担当でした。買取担当は僕含めて3人がメインで作業していて、ほかにもタイミング次第で別のスタッフに入ってもらったりもしましたね。

――ブースでの買取は普段店舗で行うものと違いがあるんでしょうか?

査定方法が違います。店舗で買取する際はカードをスキャンする機材を使用して金額を確認しますが、現地ではスタッフが手作業でカードを検索して査定していました。スキャンだと読み取りや特別価格の設定に時間がかかったり、登録されていないカードもあるので、ブースという特殊な環境だと手作業のほうが効率がいいんです。

――2日間でどれくらいの買取があったのでしょうか?

1日目は80件、2日目60件程度ありました。合計で約140件ほど買取させていただきましたね。

――それだけの件数を少人数で査定するのはなかなか大変そうですね。なかには珍しいカードや高額なカードも持ち込まれたりしましたか?

そうですね、デュアルランドやパワー9なども稀にですが持ち込んでいただきました。また、他言語の珍しいカードも買取しましたね。

――買取する際に注意していることや心がけていることがあれば教えてください。

ブースでの買取は必ず目の前で待っていただいているので、なるべくスムーズに査定が完了するように心がけています。また早さだけではなく、お客様の物であることを意識してなるべく丁重に扱い査定しました。もちろん、これは普段からも気をつけていることですけどね。

イベントを振り返って

たくさんの人で賑わっていたイベントも終了し、『プレイヤーズコンベンション千葉2023』の幕が閉じました。

最後に改めて、小室さんにこの2日間についての話を聞いてみました。

――2日間お疲れ様でした。振り返ってみていかがでしょうか?

小室:今回も大きなトラブルがなく終えられたのがまず良かったですし、お客様にとって良い買い物や思い出に繋がったのなら幸いです。売り手の我々も楽しんでブース営業を行えたと思っています。やっぱりお祭りですからね。楽しんだもの勝ちです。

――当日は主にどんなことをしていたのでしょうか?また、どういった指示をほかのスタッフに出すことが多かったですか?

自分は高額商品の対応、スタッフの配置バランス、お金の管理を行っていました。指示でいうと、お客様を極力待たせないようなオペレーションを伝えたり、買い物をしやすくなるように意識づけをさせることでしょうか。あとは、頼もしいスタッフがそろっているので、全体的に問題がないかチェックするくらいですね。

――これまでのイベントとなにか変わったことはありましたか?

新しいショップさんが増えてきており、各店の色が出ていたなと思いました。大会やサイドイベント以外にも、プレイヤーズコンベンションに足を運ぶ楽しみが増えるのは良いことですね。

――当日良かったことと、逆にあれはこうすればよかったなと思ったことがあれば教えてください。

晴れる屋ブースでクジを楽しんでいただいたり、欲しかったシングルが見つかって喜んでいるお客様がたくさんいて良かったなと思います。年々ブースの規模が大きくなってきているので、より洗練されたレイアウトなどは常に考えちゃいますね。収納用の持ち運びキャビネットを増台しようかなとか。

――どんどん案が浮かんでくるわけですね。では、ブースで販売するうえで大事にしていることはなんでしょうか。

また晴れる屋で買い物をしようと思ってもらうこと、ファンになってもらうってところでしょうか。たとえばパワー9などの高額商品をお客様と値段の交渉を行う際に、「この前も晴れる屋さんブースで別のパワー9買わせてもらいました」なんて言われると嬉しいですよね。ついついサービスしたくなっちゃいます(笑)

――それはとても嬉しいお言葉ですね。ちなみに目標の売り上げには達成できたのでしょうか?

目標まであと一歩及ばずといったところでしょうか。しかし手ごたえは感じたので、今後も精進していきます。

――では最後に、晴れる屋ブースに訪れていただいたみなさんに一言お願いします。

今回も晴れる屋ブースにお越しいただきありがとうございました!晴れる屋ブースでは、毎回お得なクジや掘り出し物のカードを多数用意しております。

次回の名古屋でも、ぜひ晴れる屋ブースを覗いてみてくださいね!